初日は男子60キロ、同66キロ、女子48キロの3階級を実施。女子48キロ級では、前回女王で23歳の浅見八瑠奈(コマツ)と、2大会ぶりの優勝を狙う26歳の福見友子(了徳寺学園職)が、前回に続いて決勝で対決。浅見が優勢勝ちし、連覇を果たした。
男子66キロ級は海老沼匡(明大)が決勝でレアンドロ・クナ(ブラジル)を破り、初優勝を飾った。昨年の東京大会に続く連覇を狙った森下純平(筑波大)が3回戦でイーゴリ・ソロカ(モルドバ)に小外刈りで一本負けした。
男子60キロ級の平岡拓晃(了徳寺学園職)は決勝で前回覇者のリショド・ソビロフ(ウズベキスタン)に敗れ銀メダルに終わった。初出場の山本浩史(日体大)は4回戦で敗れた。
◇ロンドン五輪へまず一歩リード 23歳浅見
来年のロンドン五輪に向けて大きな一歩を踏み出した。2大会連続で浅見と福見の日本人同士の対決となった女子48キロ級の決勝で、前回女王で23歳の浅見が2大会ぶりの優勝を狙った福見を破り、連覇を果たした。それは同時に、ロンドン五輪代表争いのリードを意味する。
女王になっても積極的に攻める「らしさ」は忘れなかった。初戦の2回戦から小外掛け、払い腰と得意技を繰り出す。準々決勝、準決勝ではともに1分余りで仕留める。頂点に向け、徐々にギアを上げているようにも見えた。
昨年は女王・福見を追う立場だった。恐れることを知らない思い切りのいい柔道で、初出場で世界の頂点に立った。昨年との心境の違いを聞かれた浅見は「負けられないという思いは強くなった。だけど、挑戦者の気持ちを忘れては前に進めない」と話す。技術面でも、背負い投げに磨きをかけて、進化を求めている。
この階級での世界選手権連覇は、あの谷亮子以来となる。「一つ一つがロンドンにつながる試合。世界選手権もその一つだと思っている」と浅見。福見との一騎打ちの様相になったロンドン五輪の代表争いは来年5月まで続く。2人にとっては世界選手権は単なるプロローグに過ぎないのだろう。
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