2012年01月03日

【ロンドン五輪】体操 内村航平、ロンドンへ準備着々

 「6種目やってこその体操」−。この夏、最も世界の頂に近い男、内村航平には強い信念がある。得意の床運動、鉄棒、平行棒、跳馬に加え、腕力が必要なつり輪、あん馬でも安定して15点以上を出す。いわゆる“穴”がない。
内村航平e.jpg
 昨年10月の世界選手権では史上初の男子個人総合3連覇を達成。北京五輪後の国際大会では最高の93・631点と2位に3点差以上をつけた。それでいて「全種目では着地が止められていない。そこが課題」と苦笑い。向上心はすさまじい。

 19歳で初出場した2008年北京五輪では個人総合銀メダルを獲得。日本の10代で初の個人総合メダルに輝いた。ただ、栄光の陰で苦い思いも残った。2種目目のあん馬で2度落下し、6種目をミスなく、美しく終える大切さを胸に刻んだ。

 当時、日体大2年生。以降、6種目を大会と同じように全種目を練習する「通し練習」に没頭した。昨年4月、コナミに入社しても姿勢は変わらない。指導者は「みんなが内村の練習を見習ってほしい」と口をそろえる厳しい内容を貫く。

 鍛錬は嘘をつかなかった。指先、つま先まで細やかな神経が行き届いた演技は美しい。大会ではほとんどミスをしない。自ら「代名詞」と言い切る着地をピタリ止める瞬間も数多い。国内外の大会でファンの視線を集めて、ため息を誘う。

 ロンドンの目標は「団体の金メダルと種目別でのメダル」だ。個人総合は意識しなくても獲れる自信がある。種目別用に高難度の構成も磨く。準備は整いつつある。23歳は、表彰台の頂点で可能な限り「君が代」を口ずさむつもりでいる。
posted by くりおね at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドンオリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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