2012年04月08日

【競泳日本選手権】15歳 渡部香生子が五輪決めた

ロンドン五輪代表選考会を兼ねる▽7日▽女子200メートル平泳ぎなど決勝4種目▽東京辰巳国際水泳場
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 女子200メートル平泳ぎは、東京・武蔵野高1年の渡部香生子(15)=JSS立石=が2分23秒56で2位に入り、今大会最年少での五輪代表入りを決めた。

 15歳の瞳に涙が光った。「何が何でも代表に入りたかった。本当に五輪に行けると思ってなかったので、すごいうれしいです」。プレッシャーをはねのけてつかんだ分、渡部の喜びは格別だった。

 100メートルまでは4番手。だが焦らず、特徴である滑らかで大きな泳ぎを維持。ラスト50メートルでグイグイと追い上げ、鈴木に次いで2位に食い込んだ。大舞台で自己ベストを0秒34更新。大物ぶりは健在だった。
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 中学3年だった昨年5月のジャパンオープン200メートルで、昨年世界ランク3位にあたる2分23秒90をたたき出してブレーク。整った顔立ちも手伝い、バルセロナ五輪女子200メートル金メダリスト岩崎恭子さんの“再来”として注目を集めたが、14歳には重圧だった。自己ベストはそれ以来伸びなかった。3月上旬にロンドンであった五輪プレ大会では2分28秒42と絶不調。パワー重視のフォーム改造が裏目に出た。

 今大会では以前の泳ぎに戻したが、3日午前の100メートル予選は麻績隆二コーチ(49)の前で話せなくなるほど緊張し、結果は15位。「200メートル中心の練習をしてきたのだから、準決勝は棄権してもいいんだぞ」。同コーチの言葉で吹っ切れた渡部は、その日の夜に本来の泳ぎを取り戻した。“復活”して臨んだ得意の200メートル。力を出し切れば、代表切符は難しいことではなかった。

 競泳のロンドン五輪代表では最年少。「チームの足を引っ張らないように…。難しいと思うけど、五輪では表彰台を目指して頑張りたい」。この日の表彰式で岩崎さんからメダルをかけられ、“バトンタッチ”も完了。岩崎さんが金メダルを獲得した92年7月27日からちょうど20年がたった日に開幕するロンドン五輪で、15歳が平成のマーメイド伝説を作り上げる。 
posted by くりおね at 16:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 競泳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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