2012年07月08日

【近代五種】黒須成美 いつかはメダル狙い撃つ!

 水泳、馬術、フェンシング、陸上、射撃と異なる5種目を1日でこなす近代五種は欧米で「キングオブスポーツ」と呼ばれるハードな競技だ。2000年シドニー五輪から採用された女子は、ロンドンで黒須成美(20)=東海東京証券=と山中詩乃(21)=自衛隊=の2人が日本勢として初めて出場。2度目の挑戦でつかんだ黒須には、特別な思いがある。黒須成美1.jpg


 最終日の8月12日に迎える本番まで1カ月あまりとなり、練習拠点の韓国から一時帰国中の黒須は「状態はいい」と笑顔をみせた。昨年5月のアジア・オセアニア選手権で山中とともに日本女子初の五輪切符を獲得。だが、道のりは険しかった。

 昨年3月の東日本大震災で茨城の練習場を失い、韓国人コーチに誘われて単身、渡韓。現在は釜山にアパートを借り、ほぼ毎日、朝から晩まで韓国の男子選手と同じ練習をこなす。

 日本語が通じない環境に、当初は毎日のようにスカイプ(インターネット電話)で両親と話し、寂しさをまぎらわせた。ハードな練習に弱音を吐いたこともあるが「(日本へ)帰りたいと言ったことはない」。今や韓国語はペラペラで、ときにはコーチと“恋バナ”で盛り上がることもある。
黒須成美03.jpg
 埼玉・つくば秀英高1年だった5年前、翌年に行われる北京五輪の代表を逃した。遠征や練習環境の確保には年間約300万−400万円がかかり、高2時のロンドンへの修学旅行は「両親に負担をかけたくない。(4年後に)五輪でいくから」と参加しなかった。

 競技歴に比例し技術力がアップするといわれる近代五種。「今回が最後ではなく、もっと上を目指したい。4年後、8年後にメダルを取りたい」と夢は膨らむ。ロンドンでは日の丸と英国旗をあしらった勝負ネイルで臨み、笑顔でゴールを目指す。(中田愛沙美)


黒須 成美(くろす・なるみ)
黒須成美2.jpg
 1991(平成3)年10月22日、茨城・下妻市生まれ、20歳。

 小1で水泳を始め、小6時に元選手だった父・秀樹氏(49)の影響で近代五種へ。2006年アジア選手権で日本女子の史上最高位となる5位入賞。

 北京五輪予選を兼ねた07年大会は16位に終わり、五輪出場を逃した。女子全日本選手権は10、11年と連覇。昨年5月のアジア選手権で6位に入り、ロンドン五輪出場権を獲得した。

 東海東京証券所属。1メートル59、52キロ。

ラベル:黒須成美
posted by くりおね at 16:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドンオリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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