2012年09月06日

全米が絶賛した、なでしこの写真「これが日本の文化だ」

 日本中を寝不足にしたロンドンオリンピックが終わった。日本選手はがんばって史上最多の38個のメダルを獲得、日本を包むけだるい閉塞(へいそく)感から、しばしわれわれを解放してくれた。

宮間あやf.jpg なぜか日本ではあまり大きく紹介されなかったが、オリンピック期間中にアメリカで報道され大きな反響を呼んだ日本選手の写真があった。写真を掲載したのは米NBCニュースのウェブサイトで、日本人選手というのはなでしこの宮間あや選手だった。フランスとの準決勝を2−1で制した直後、宮間選手は芝生に座り込み呆然(ぼうぜん)としているフランスのカミル・アビリー選手に歩み寄り、彼女の肩を両手でそっと押さえ慰めている。そんなふうに見える写真だった。
宮間あやe.jpg
 NBCニュースのナタリア・ヒメネス記者は「試合後に双方が握手やハグで互いに健闘をたたえることはあっても、相手側の選手を慰めるシーンはめったにみることはできない」と報じた。もう一枚の写真には、2人がともに芝生に座り込み、疲労困憊(こんぱい)したアビリー選手が宮間選手の身体に手をかけながら何か語りかけているシーンが写っていた。(フジサンケイビジネスアイ)

 ヒメネス記者は「数分前まで死闘を演じた後、勝者は敗者をいたわり、敗者もまたそれを受け入れている。精根をかけて戦った後、このオリンピアン(宮間選手)は真のスポーツマンシップを見せてくれた」と結んだ。

宮間あやd.jpg 読者からの反応は圧倒的だった。「スポーツをする人すべての見本だ」「宮間の能力、精神、行動、すべてが本物のオリンピアンだ」「これが日本の文化だ。日本人は敗者に対しても礼節と尊敬を忘れない」「日本の女子サッカーチームには真のオリンピック精神と気品がある」

 さらにコメントは脱線気味に続く。「宮間はワールドカップの決勝後もアメリカのゴールキーパー、ホープ・ソロを慰めていた。ソロだったら試合後に相手を慰めるなんてしない」「君はソロを知っているのか? なんで彼女ならやらないなんていうんだ」。ピッチの外は騒々しかった。が、ほとんどの読者が、宮間選手の謙虚さと思いやりに感動したとのコメントを寄せた。「JOCは彼女たちの帰国便をファーストクラスにアップグレードすべきだ」のコメントもあったが、これには筆者も同感だ。
宮間あやg.jpg
 近代五輪は過度に商業化され、莫大(ばくだい)なお金が動くイベントになった。薬物の使用や政治問題の持ち込みなど、トラブルも絶えない。が、宮間選手の行為は世界中の人々に「スポーツを通じて友情、連帯、フェアプレーの精神を培い相互理解することにより世界平和を目指す」というオリンピック精神を思い起こさせてくれたに違いない。

 これらの写真が世界に与えたであろう日本と日本人に対する好ましいイメージは、首相の訪問外交や何百億円のODA(政府開発援助)のバラマキでもかなわない。

ラベル:宮間あや
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2012年08月24日

【ロンドン五輪】 メダリストが銀座パレード 沿道で50万人大歓声!

パレードasa9.jpg ロンドン五輪のメダリストが20日、東京・銀座で凱旋(がいせん)パレードを行った。史上最多の38個のメダルを獲得したのを記念し、日本オリンピック委員会(JOC)が初めて実施。五輪3連覇を果たしたレスリング女子の吉田沙保里選手(ALSOK)をはじめメダリストら72人が、沿道に詰めかけた約50万人の観衆に笑顔で応えた。

 選手らは銀座中央通りの約1キロを、午前11時から約20分間かけてパレード。吉田選手と日本選手団主将を務めた陸上の村上幸史選手(スズキ浜松AC)が乗ったオープンカーに先導され、バス5台に分乗した他のメダリストが、手を振って沿道の歓声にメダル獲得を報告した。パレードt_44.jpg

 体操男子金メダリストの内村航平選手(コナミ)は「自分の名前が書かれたうちわが振られていて驚いた。アイドル気分を味わった」と感激の面持ち。サッカー女子銀の澤穂希選手(INAC神戸)は「感動して涙が出た。感謝の気持ちでいっぱいです」と余韻に浸っていた。

 パレードでは東京が立候補する2020年五輪招致のPRも行われ、吉田選手は「五輪を東京で開催できたらうれしい。そのためにも、たくさんの人に協力してほしい」と強調した。

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2012年08月15日

【ロンドン五輪】銀メダル女子選手の国籍剥奪を へそ露出で批判 チュニジア

 ロンドン五輪の陸上女子3000メートル障害で6日に銀メダルを獲得したチュニジアのグリビ選手に対し、ユニホームが反イスラム的だったとして国内のイスラム保守派が国籍剥奪を主張している。AP通信が14日伝えた。
チュニジアのグリビ.jpg
 グリビ選手は女子選手に一般的なへそが見えるセパレートのユニホームで出場。チュニジア女性初の五輪メダリストとなったが、保守派はインターネットの交流サイトなどで「肌を露出しすぎだ」と非難した。

 イスラム保守派はまた、オープンウオーター男子10キロで金メダル、1500メートル自由形で銅メダルに輝いたメルーリ選手について、ラマダン(断食月)なのに競技前にジュースを飲んだことも批判している。ラマダン中の五輪選手に関しては、旅行中のため断食しなくてよいとの解釈もある。

 チュニジアはアラブで最も西洋的な国の一つだが、昨年の革命後、イスラム保守派が台頭している。
posted by くりおね at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドンオリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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